ダンロップの人気モデルのゼクシオ10アイアンについて、前作であるゼクシオ9アイアンとの違いをまとめてみました。
ゼクシオはダンロップというより、国内で人気のモデルで、20年続くブランドで10代目まで開発が続けられていて、各モデルにも根強いファンがいます。
(左がXXIO10アイアン、右がXXIO9アイアン)
目次
ゼクシオ10アイアンは、ややストロングロフト
ゼクシオ9とゼクシオ10のロフト角を並べてみると、ゼクシオ10の方がロフトが1°立っていることが分かります。
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | AW | SW |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ゼクシオ9 | 22 | 24 | 27 | 30 | 34 | 39 | 44 | 50 | 56 |
ゼクシオ10 | 21 | 23 | 26 | 29 | 33 | 38 | 43 | 49 | 56 |
比較として前作のゼクシオ9だけ載せましたが、調べて見ると、3代目からロフト角を変更せずにモデルチェンジしてきていますので、今回の変更は大きな変化と言えます。
ストロングロフトとしたことで、強い弾道で飛距離を伸ばそうという意図が感じられます。
ゼクシオ10アイアンはやや長尺化されている!
あまりスペックを変えてこないゼクシオですが、ロフト角だけでなく、クラブの長さもゼクシオ10で若干長くなっています。
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | AW | SW |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ゼクシオ9 | 38.5 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.5 | 35.5 | 35.5 |
ゼクシオ10 | 38.75 | 38.25 | 37.75 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.75 | 35.75 |
全番手で0.25インチ長尺化されています。ちなみに、0.25インチは6.35mmですので、小さな変更ではありません。
これも飛距離性能のアップを狙ったものとなっています。
ゼクシオ10アイアンは深重心・低重心になっている!
出典:https://golf.dunlop.co.jp/xxio/10/iron.html
重心設計面では、ゼクシオ10の方が重心が深く低くなっています。これにより、慣性モーメントがアップしやさしくなり、ボールがあがりやすくなっています。
ただし、ボールの上がりやすさについては、ストロングロフト化もなされていますので、その分に配慮した設計と言えそうで、上がりづらいのでは?という懸念を払拭してくれる重心設計が取られています。
ゼクシオ10アイアンはクラブ重量も軽くなっている!
クラブ重量については、Rシャフトの5番で、ゼクシオ10アイアンが350g、ゼクシオ9アイアンが357gとなっていますので、ゼクシオ10アイアンの方がクラブが長いにも関わらず、全体として軽量化されています。
飛距離は約3ヤード強アップ!
出典:https://golf.dunlop.co.jp/xxio/10/iron.html
ストロングロフト化、長尺化など、飛距離アップを狙ったスペック変更がなされた結果、どれぐらい飛距離が伸びるのかは気になるところです。
ダンロップ社による発表では、ヘッドスピード40m/sで6番を使った場合、約3.3ヤード飛距離アップするというデータが公開されています。