テーラーメイドの2019年の注目アイアン、M6アイアンについて、前作であるM4アイアンとの違いをまとめました。
目次
M6アイアンはM4アイアンの後継モデル
2019年のアイアンは、M4のマイナーチェンジモデルではないかという声もありましたが、M6アイアンがリリースされました。
M2からM4はなんとなく2本のリブっぽいものが両方に有るように見えるので、類似点がありましたが、今回のM6アイアンは形状面でM4アイアンと大きく異なっています。
M6アイアンの最大の特徴はスピードブリッジ!
M6アイアンはバックフェースに斜めのブリッジが設けられています。これによりヘッドの剛性が高められており、いくつかの効果を生み出しています。
一つ目がテーラーメイドの代名詞的なスピードポケットで、ヘッドが強くなったことで、貫通型のスピードポケットが搭載されています。これにより、ミスに強く許容性の高いアイアンに仕上がっています。
出典:http://www.taylormadegolf.jp/DW-ST467.html
もう一つがフェースの薄肉化です。反発性能を高めるためにはフェースを薄くして弾きを良くすることが効果的ですが、強度面の限界もありますので、どこまで薄肉化できるかがアイアンの飛距離性能を高める上で重要となります。
スピードブリッジによりヘッド強度が高まったいますので、薄肉化が実現しており、飛距離性能も備えています。
M6アイアンとM4アイアンのロフト・ライ角は同じで、若干、長尺化されている
M6、M4アイアンのスペックについては、ロフト角とライ角は同じになっています。
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | AW | SW |
ロフト角(°) | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
ライ角(°) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
異なる点として、M6アイアンの方が長尺化されています。番手により長尺の幅は異なりますが、大凡0.25~0.5インチ程度です。
クラブ重量はM6の方が約5g重い
クラブ重量については、同じ標準カーボンのFUBUKI TM6を装着した5番アイアンで比較すると、M6アイアンの方が約5g重くなっています。
- M6アイアン #5 約362(S)、約357(R)
- M4アイアン #5 約358(S)、 約352(R)
どちらもシャフト重量は同じで、ホーゼルはフルーテッドが採用されていますので、スピードブリッジが搭載され剛性を高められた分、M6のヘッドが重さを増した可能性が考えられます。
M6アイアンから外されたM4アイアンのテクノロジーは2つ!?
M4アイアンではリブコアが注目テクノロジーでしたが、今回、M6アイアンの商品説明の中に登場せず、外観からも搭載されていない様子が伺えます。
そして、もう一つ、フェースのスコアラインの両脇に施されたフェーススロットですが、今回のM6アイアンのフェースには施されていません。
今回のM6アイアンでは、M4アイアンのリブコア、フェーススロットが搭載されていない模様です。
M6アイアンの飛距離
⇒ M6アイアンのスピードブリッジは、真っすぐ、遠くに飛ばしてくれる!