PINGの2019年の注目アイアン、G410アイアンについて、前作であるG400アイアンとの違いをまとめました。
目次
G410アイアンとG400アイアンの比較
写真の左がG410、右がG400アイアンです。モデルのキャッチコピーを比べると、違いが見えてきます。
- G410アイアン
PINGキャビティアイアン史上最大のたわみ&飛び - G400アイアン
ブレない。抵抗しない。反発する。心地良い打感&高さで止める新構造キャビティアイアン
G400アイアンの「反発する」というのはフェースのたわみを表していますので、G410と飛びを実現する方向性は一緒です。G410では「ブレない」が無くなっていますが、これを実現しているエラストマーは双方のモデルに搭載されていますので、こちらも同じです。開発コンセプトは大きく変わっておらず、同じ方向性の中で進化しているモデルと言えそうです。
フェースのたわみは年々進化している!
出典:https://clubping.jp/product/product2019_g410_i.html
今作でもフェースのたわみは進化しています。ちなみに、前作では18%アップ、今作では12%アップとなっています。前々作のGアイアンを基準にフェースのたわみを100として考えると、G400アイアンは118、G410アイアンは132.16となります。
2世代変わるとフェースのたわみが30%以上進化していることが分かります。
慣性モーメントが14%アップし、やさしくなっている!
G410アイアンでは重量を周辺配分されていますので、上下左右のMOIが約14%拡大しています。慣性モーメントが大きいということは、ミスに対する強さを発揮してくれますので、やさしさがアップしています。
スペックは大きく変わっていない
番手構成・ロフト角などスペックはほぼ同じで、ロングアイアンのライ角が若干違う程度です。
G410アイアンのスペック表
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | UW | SW | LW |
ロフト角(度) | 20.5 | 23.5 | 26.5 | 30 | 34.5 | 39.5 | 44.5 | 49.5 | 54 | 58 |
ライ角(度) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.8 | 63.5 | 64.1 | 64.1 | 64.4 | 64.6 |
バウンス角(度) | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 11 | 12 | 12 | 13 | 13 |
標準クラブ長(inch) | 38.88 | 38.25 | 37.63 | 37 | 36.5 | 36 | 35.5 | 35.5 | 35.25 | 35 |
G400アイアンのスペック表
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | UW | SW | LW |
ロフト角(度) | 20.5 | 23.5 | 26.5 | 30 | 34.5 | 39.5 | 44.5 | 49.5 | 54 | 58 |
ライ角(度) | 59.2 | 60.1 | 61.1 | 62 | 62.8 | 63.5 | 64.1 | 64.1 | 64.4 | 64.6 |
バウンス角(度) | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 11 | 12 | 12 | 13 | 13 |
標準クラブ長(inch) | 38.88 | 38.25 | 37.63 | 37 | 36.5 | 36 | 35.5 | 35.5 | 35.25 | 35 |
クラブ重量はG410の方が若干重い
クラブ重量については、標準カーボンのALTA J CB(R)を装着した7番アイアンで比較すると、G410アイアンの方が約365g、G400アイアンの方が約361となっており、約4g重くなっています。
- G410アイアン #7 約365(R)
- G400アイアン #7 約361(S)