2022年の6月末時点で、国内女子の賞金ランキングの上位者の使用アイアンについて調べてみました。
一般男性ゴルファーにとっては、ヘッドスピードや飛距離が近いことから、女子プロゴルファーが使用するモデルに注目が集まっています。
特にヘッドスピードなどやドライバー飛距離も照らし合わせると、より自分に適したアイアン探しに役立ちます。
*賞金ランキングの順位は、2022年6月末時点での暫定のものです。
目次
第1位の西郷真央は、ミズノ JPX 921フォージドアイアン
2020年にプロ転向したばかりのミレニアム世代で、昨季は4位、そして、今期は前半終了時点で1位につけています。
使用しているアイアンは、契約しているミズノのJPX 921フォージドアイアンです。JPX 921には、最もハードなツアーアイアンがありますが、フォージドの方は、7番のロフト角が31°で、飛距離性能を持たせてあります。
第2位の山下美夢有は、スリクソンのZX5アイアン
西郷真央と同期の2020年のプロ転向組みで、昨季の13位から躍進しています。使用クラブは、契約するスリクソンのZX5アイアンです。
ドライバーの方は、ハードなZX7を選択していますが、アイアンはドライバーよりもアスリート感が強いためか、ZX5の方を選択しています。
第3位の稲見萌寧は、テーラーメイドのP770アイアン
昨季は見事に賞金女王となり、続く2022年も調子を落とさず3位に着けています。
ウェアやボールは契約を結んでいるものの、クラブに関しては契約フリーで知られていて、使用するクラブはガチで選んだものということで、注目されています。
アイアンは、テーラーメイドのPシリーズのモデルで、2020年モデルのP770アイアンを使用しています。
Pシリーズの中では、ハードなモデルにP7TW、P7MBがあり、少しやさしめのモデルとしてP790があり、P770は中間ぐらいの位置づけです。
第4位の西村優菜は、キャロウェイのX-FORGEDスターアイアン
2019年のプロ転向の翌シーズンは賞金ランキング5位となり、2022年も前半終了時点で4位につけています。
使用クラブは、契約するキャロウェイのクラブのみで、アイアンはX-FORGED ◆ターアイアンです。
軟鉄鍛造でフィーリングの良さがありつつ、スターモデルは7番のロフト角は29°で、ツアープロが使用するモデルとしては、かなりフェースが立っています。
ヘッドが大きく、キャビティーバック形状で、飛距離性能にも優れていますが、ネックはストレートに近く、弾道の打ち分けもしやすいアイアンです。
第5位の木村彩子は、キャロウェイのAPEXアイアン 2016
2015年にプロ転向を果たしていて、これまでの最高順位は昨季の32位でしたが、2022年の前半終了時点では5位につけています。初めてのトップ10も十分視野に入っているでしょう。
使用するアイアンは、契約するキャロウェイの少し古いモデルで、大人気のAPEXシリーズの2016年モデルです。
まとめ
女子プロゴルファーの上位5名の使用アイアンを取り上げました。
クラブの特徴で見ると、キャビティが4名、中空が1名となっています。最近はマッスルバックに寄せたデザインの中空が増えていて、ツアープロにも使われていますが、女子プロゴルファー上位5名の中では、P770のみでした。