テーラーメイドから発売のステルスアイアン。
トゥ側ボディーがカーボン化されていて、これまでにない斬新な方法で、一層の軽量化が図られています。
アベレージゴルファー向けのステルスアイアンを、HS40未満の女子プロゴルファーが試打したら、どのような評価を下すのか?
youtubeにその様子がアップされています。
目次
西川みさとプロが、ステルスアイアンを試打
ヘッドスピード40m/s未満の西川みさとプロが、テーラーメイドのアベレージゴルファー向けのステルスアイアンを試打する企画が、クラブ試打 三者三様で行われています。
多くのアマチュアゴルファーにとっては、バリバリの男子プロによる試打よりも、女子プロゴルファーの方がヘッドスピードが近いため、参考になると言われています。
西川みさとプロが試打した結果、どのような評価に至るのかまとめてみました。
見た目はやさしそうだけど、実はやさしくない
構えてみた印象としては、「トップブレードが厚い。程よくグースがある。難しそうに見えない。」という感想を持たれていました。
しかし、実際に打ってみると、少し重たさが感じられ、ある程度ヘッドスピードが無いと難しいかも、という感想に至っています。
ヘッドスピード40m/sぐらいでは、重たく感じられるのかもしれません。
一つ注目したい点として、シャフトのチョイスが挙げられます。
シャフト | フレックス | 5番 | 7番 |
---|---|---|---|
TENSEI RED TM60 (’22) | R | 約354g | 約366g |
S | 約359g | 約372g | |
KBS MAX MT85 JP | R | 約393g | 約405g |
S | 約395g | 約407g |
ステルスアイアンのシャフトは、カーボンとスチールの2種類があり、それぞれRとSのスペックがあります。
試打クラブでは、KBS MAX MT85 JPのSシャフトが選択されていまして、標準シャフトの中で最もハードなスペックです。
最近ではアイアンでもカーボンを使うゴルファーも増えていますので、ヘッドスピードが遅めな方としては、カーボンのSを使うと、35~36g軽くなりますので、楽に振り抜けるようになと思います。
ステルスシリーズのアイアンのコンセプトが分からない!?
ドライバーがカーボンフェースで、アスリート仕様のモデルがあるだけに、アイアンが1機種でアベレージゴルファー向けとなっていて、シリーズとしてのコンセプトが分からないとのことです。
これは、SIMシリーズ、Mシリーズでも同じですし、もっと言えば、キャロウェイでも同じです。
ウッドはアスリートゴルファー向けとアベレージゴルファー向けの両方がありますが、アイアンはアベレージゴルファー向けだけというのが、海外メーカーではよくある商品構成です。
これは恐らく、アイアンの場合、プロとそうでない方のモデルの差が大きいため、一つのシリーズ内でウッドの様に共存させることが難しく、アイアンだけプロ向けブランドが別に設けられているという事情だと思います。
テーラーメイドで言えばPシリーズ、キャロウェイで言えばX-FORGEDがアスリート向けアイアンシリーズとして存在しています。
対象ゴルファーは?
ステルスアイアンの対象ゴルファーについて、ステルスシリーズ全体でのつながり、P790アイアンとの比較を絡めて、以下のように述べられています。
- P790アイアンは、難しそうだけどやさしかった。でも、ステルスアイアンは、やさしそうだけど難しい。
- 球は上がってる感じはあるが、P790のような振りやすさではない。
- ステルスのドライバーは、HDでも上級者向けなので、ステルスのドライバーを使える人が良い。
外観が以前のSIMシリーズのアイアンから、一気にシャープになり、Pシリーズに寄ったデザインとなっています。
カッコ良さが格段に上がりましたが、SIM2 MAXアイアンやSIM2 MAX OSアイアンのようなやさしさは無いようです。