キャロウェイから発売のMAVRIKアイアンについて、試打の評価や感想を交えて取り上げます。
目次
MAVRIKシリーズのアイアンは3種類
MAVRIKシリーズは、3種類のアイアンがラインナップされています。
スタンダードなMAVRIKアイアン、ややハードなMAVRIK PROアイアン、そして、やさしさ重視のMAVRIK MAXアイアンです。
本記事ではMAVRIKアイアンを取り上げています。
MAVRIKアイアン
MAVRIKアイアンは、MAVRIKシリーズの中でヘッドが中間サイズで、PROとMAXの中間に位置するモデルです。
MAVRIK MAXの方が名前から飛距離性能が高いように思う方もいると思いますが、ロフト角が一番立っているのはスタンダードなMAVRIKアイアンです。
AI設計による360度フェースカップ
MAVRIKシリーズでは、アイアンにもAI設計が適用されていて、フラッシュフェースSS20が搭載されています。設計は、モデル毎、番手毎に行われています。
ステンレススチールの360°カップフェースにより、ボール初速がアップし、高い飛距離性能を発揮してくれます。
球がつかまりやすい
ネック形状は、オフセットがしっかりとられていて、球をしっかりつかまえやすくなっています。
グースがはっきりと効いていますので、スライスしやすい方、右に抜けやすい方は、安心して使いやすくなっています。
ウレタン・マイクロスフィアが無駄な振動を抑えてくれる
バックフェースには、ROGUEシリーズのアイアンでも搭載されていたウレタン・マイクロスフィアが搭載されています。
無駄な振動を抑える効果があり、飛距離性能だけでなく、打感の良さも備わっています。
グースがしっかり取られていて、はっきりとボールのつかまりの良さが伝わってくるネック形状となっています。
見た目の印象だけでなく、フェースが遅れてきますので、振り遅れに対応、スライス防止、つかまりアップの効果が生まれます。
スライスしやすい方には特におすすめな形状です。
ロフトは一番立っている
通常、MAXと名の付くアイアンが最もフェースが立っていますが、MAVRIKシリーズではスタンダードなMAVRIKアイアンが最もロフトが立っています。
7番のロフト角で比べると、MAVRIK MAXアイアンで30°なのに対して、スタンダードなMAVRIKアイアンは27°となっています。
インパクトエネルギーを前方向により多く配分するスペックとなっていますので、飛距離を重視したい方に適しています。
反対に、球を上げて狙いたいという方は、MAVRIK PRO、MAVRIK MAXアイアンの方がおすすめです。
MAVRIKアイアンの試打と評価
MARIKアイアンをプロが計測試打・評価
- ロフトの角度よりも球が上がる。
- 弾き感が抑えられていて、嫌な感じがしない。弾いている感はあるが、人いよっては柔らかいと感じられる打感。
- ミスヒットに強い。
クラブフィッターがMAVRIKアイアン・MAVRIK MAXアイアンを比較
- スタンダードモデルは一番ロフトが立っていて一番飛距離が出る。
- トゥ側、ヒール側に芯を外しても曲がりが少なく、軽いドローで同じような球が出る。
- 逆に少しコントロールしようとしても、同じ軽いドローになる。殆どコントロール性能は無い。
- ミスに強く、安定して直線的な弾道が出る。
MAVRIKシリーズの3種のアイアンをアマチュアゴルファーが試打
アマチュアゴルファーが、MAVRIKシリーズの3種類のアイアンを試打されている動画です。
MAVRIKアイアンのスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
5 | 21 | 61.25 | 38.25 |
6 | 24 | 62 | 37.625 |
7 | 27 | 62.5 | 37 |
8 | 31.5 | 63 | 36.5 |
9 | 36 | 63.5 | 36 |
PW | 41 | 64 | 35.75 |
AW | 46 | 64 | 35.5 |
GW | 51 | 64 | 35.25 |
SW | 56 | 64 | 35 |
MAVRIKアイアンの標準シャフト
MAVRIKアイアンは公式ページで3種類のシャフトが紹介されています。
- DIAMANA 50 FOR CALLAWAY (S、R)
- N.S.PRO 950GH NEO(S)
- N.S.PRO ZELOS 7 (S)
DIAMANAの方は、Sで49g、Rで47gと軽量で、NSプロ950GH neoの約半分です。1日のラウンドを通して、軽めのクラブで楽にスイングしてシャフトのしなりを生かしたいという方は、カーボンがおすすめです。