テーラーメイドから発売のSIM MAX OSアイアンについての試打・評価・解説です。
目次
SIM MAX OSアイアンの特徴について
SIMシリーズのアイアンは2種類のラインがある
SIMシリーズのアイアンは、これまでのMシリーズと同様に2種類のモデルが発売されています。
左がややヘッドサイズがコンパクトなSIM MAXアイアン、右がヘッドサイズが大きいSIM MAX OSアイアンです。
ヘッドサイズが大きく、フェース周辺が分厚い
SIM MAX OSアイアンは、「OS(オーバーサイズ)」と付されているだけあって、大きめのヘッドが最大の特徴です。
キャビティー部分も分厚く、ソール、トップラインも厚めで、ミスに対する許容性が高くなっています。
打点がばらついてフェース面を幅広く使っている方には、オーバーサイズアイアンはとてもおすすめです。
はっきりとしたグースネックで、つかまり重視
SIM MAX OSアイアンはオフセットがありグースが効いたネック形状となっています。
SIM MAXも少しグースが効いていますが、OSの方がはっきりとしています。
フェースが後ろに下がっているため、インパクトまでの時間が稼げますので、ヘッドが返る度合が高まり、ボールがしっかりつかまりやすくなっています。
アイアンでスライスが出やすい方は、グースネックのものを選ぶことをおすすめします。
反対に、ドローにしたくない、右に左に操作したいという方は、グースネックはとても扱いにくくなりますので、SIM MAXアイアンの方を検討されると良いでしょう。
飛距離性能を重視したモデル
SIM MAX OSアイアンは、SIM MAXアイアンと比べて飛距離性能を重視したモデルとなっています。
7番アイアンのロフト角を比較してみますと、SIM MAXアイアンは28.5°なのに対して、SIM MAX OSアイアンは26°とかなりのストロングロフトとなっています。
前作のM6アイアンが28.5°でしたので、思い切ってロフトを立てて、前への推進力を高めていることが分かります。
スピードブリッジを搭載
前年のM5・M6アイアンで導入されたスピードブリッジは、SIMシリーズにも搭載されています。
このユニークなブリッジ構造によりヘッドの剛性が高まっているため、薄肉フェース、スピードポケットなどの実現が可能となっています。
貫通型スピードポケットを搭載
貫通型のスピードポケットが搭載されていますので、フェース下部でのヒットに強さを発揮してくれます。
アイアンは地面から打つためフェース下部でのミスヒットが出やすいという特徴がありますので、スピードポケットによりトップのミスが軽減されやすくなっています。
7%薄肉化されたフェース
フェースはM6アイアンと比べて7%薄肉化されていて、ボール初速と寛容性が高められています。
打感を良くするエコーダンピングシステムを搭載
フェースの裏側には「エコーダンピングシステム」が搭載されています。前作からの違いとして、トゥ・ヒール方向に拡大しています。
SIM MAX OSアイアンの試打・評価
SIM MAX OSアイアンをプロが試打
- SIM MAXアイアンよりも、SIM MAX OSアイアンの方が10~15ヤード飛ぶ。
- ロフトが立っているが、SIM MAXアイアンと同じぐらいの球の高さが出る。
- スピードポケットが搭載されていて、芯を外してもボールスピードをしっかり出してくれる。
- エコーダンピングシステムが振動を吸収してくれて、飛び系であることを感じさせない打感の柔らかさがある。
SIM MAXアイアンとSIM MAX OSアイアンを打ち比べ
- OSの方がブレードが厚く、グースが効いている。
- ロフトが立っている分、飛んでる感じがする。
- 打感は、OSの方が硬い。
- OSは、アイアンが苦手、もっと飛ばしたいという方向け。