テーラーメイドのPシリーズの3代目 P790アイアン 2021年モデルについて、特徴・スペック・試打評価をまとめました。
目次
テーラーメイド P790アイアン 2021について
P790アイアンは、テーラーメイドのPシリーズのモデルの中では、飛距離性能があり、寛容性が高いアイアンです。
軽量化されたSpeedFoam Air
P790アイアンは、シャープでマッスルバックのようにも見えますが、鍛造中空構造のアイアンです。
ヘッド内部には、前作のSpeedFoamと比べて69%軽量化されたSpeedForm Airが搭載されています。
無駄な振動が抑えられますので、フィーリングの良さと寛容性のアップが実現されています。
鍛造L字型フェース
前作と同様に、フェースはL字形状が採用されています。
フェース素材がソール側に回り込む形となっていますので、寛容性が高く、特にフェース下目でのヒットに強さを発揮してくれます。
さらに、フェース面はテーラーメイド史上で最薄の1.5mmとなっています。前作の2019年モデルと比べて、弾き感があります。
ヘッド内部にタングステンを搭載
タングステンウェイトについても、前作と同様に用いられています。
7番アイアンでは31gのタングステンウェイトが搭載されていて、弾道の安定性、寛容性が備わっています。
ロフト角は前作と同じ
ロフト角は、前作と同じ値が設定されています。7番アイアンは30.5°となっていますので、アスリート向けモデルとしてはロフトがやや立っています。
この後の試打のところでも触れますが、前作との違いの一つとして、打ち出しが高くなっていることが挙げられます。
L字型のフェースの効果もあってか、ロフト角以上に球が上りやすくなっています。
前作よりグースネックに
ネック形状は、前作と比べるとグースが少し効いた形状になっています。
よりボールをしっかり捉えやすくなっていて、その分、しっかりつかまえた弾道が出やすく、飛距離性能のアップにもつながります。
テーラーメイド P790アイアン 2021の試打
P790アイアンとP770アイアンを試打・比較
P790アイアンとP770アイアンを試打されています。
P790アイアンは、弾き感が強く、中空アイアンとは思えない球の上がり方が出ています。弾きが良い分、打感はぼやけているようです。
タングステンが増えたことが影響してか、フェースコントロールは難しいそうです。
前作のP790アイアンと比べると、トップラインが厚く、グースが入っていますので、寛容性が高くなっています。
試打ラボしだるTVのコヤマ氏がP790アイアンを詳しく解説
- P790アイアンは、アスリート向け中空アイアン。ヘッド内部にスピードフォームを入れて打感を良くしているのが評価されている。
- 前作と比べると、ソール幅が狭くなっていて、シャープになっている。
- P790アイアンは、SIM2 MAX OSアイアン、SIM2 MAXアイアンの次のモデル。メーカーの説明では、ハンデ10前後ぐらいのシングルになるかならないかぐらいで、更に上を目指す方向けのアイアン。お助け要素は強くはない。
- SIM2 MAXアイアンとP790アイアンは開きがある。この中間のモデルは他者では出ていて、キャロウェイだとAPEXアイアン、PINGだとG425アイアン、タイトリストだとT300アイアンあたり。
- やさしい系アイアンとアスリート向けアイアンの間のモデルは、少し前は、M3アイアン、M5アイアンがあったが、今は出ていない。
- アスリート向け高機能アイアンの代表作とも言える。
テーラーメイド P790アイアン 2021のスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
3 | 19 | 60.5 | 39 |
4 | 21 | 61 | 38.5 |
5 | 23.5 | 61.5 | 38 |
6 | 26.5 | 62 | 37.5 |
7 | 30.5 | 62.5 | 37 |
8 | 35 | 63 | 36.5 |
9 | 40 | 63.5 | 36 |
PW | 45 | 64 | 35.75 |
クラブセッティング、ロフト角、長さは、前作の2019年モデルと同じです。
ライ角は2021年モデルの方が0.5°アップライトになっています。
テーラーメイド P790アイアン 2021の発売日・発売価格
テーラーメイド P790アイアン 2021の発売日は、2021年9月4日(土)です。発売価格は、セット販売と単品で分かれています。
- NSプロ MODUS3 TOUR 105
6本セット(5~PW):¥181,500
単品(3、4):¥30,250 - NSプロ950GH neo
6本セット(5~PW):¥181,500
単品(3、4):¥30,250