ダンロップから発売のスリクソン ZX5アイアンとZX7アイアンについて、違いをまとめました。
どちらもキャビティー形状のアイアンで、外観が似通っていますが、特徴が異なります。ZXシリーズアイアンの購入を検討されている方は、参考にしてみてください。
目次
スリクソン ZX5アイアンとZX7アイアン
スリクソンのZXシリーズから発売されているアイアンは、3機種あります。
発売当初は、写真中央のZX5アイアン、左のZX7アイアンの2機種で、前作に当たるZ85と同じラインナップでしたが、後から写真左のZX4アイアンが発売されています。
ZX4アイアンは中空、ZX5・ZX7アイアンはキャビティーバックとなっています。
ダンロップのアイアンは種類が豊富
同じダンロップ社からはスリクソンというアスリート向けのラインとは別に、アベレージゴルファー・シニア向けのゼクシオというラインがあります。
こちらもアイアンの種類が豊富にありますので、ダンロップ社全体としては、アイアンの種類がとても豊富になっています。
- ゼクシオプライムアイアン 2021
- ゼクシオクロスアイアン
- ゼクシオ11アイアン
- ゼクシオエックスアイアン
- スリクソン ZX4アイアン
- スリクソン ZX5アイアン
- スリクソン ZX7アイアン
- スリクソン Zフォージドアイアン
ZX5アイアンは、やや難しくなっている?
ZX5アイアンは、メーカーの説明ではポケットキャビティとされていますが、外観からはポケットははっきり確認できません。
前作のZ585アイアンは、はっきりとわかるポケット構造になっていましたので、Z585の方が寛容性を備えた形状になっています。
ZX5アイアンとZX7アイアンのソール形状の違い
写真左がZX5アイアン、右がZX7アイアンです。ZX5アイアンの方がソールが厚く、深重心・低重心になっています。
最近のディスタンス系アイアンのような上からのぞいてソール後方が見える程の厚さはありませんが、トゥ側に重量が配されていて、上下・左右の慣性モーメントを大きくしている意図が感じ取れます。
ZX5アイアンとZX7アイアンのネック形状の違い
写真左がZX5アイアン、右がZX7アイアンです。どちらもすっきりとしたネック形状ですが、ZX7アイアンはほぼストレートなのに対して、ZX5アイアンの方はフェースが少しだけ後ろに下がっています。
球を操作したいという方は、断然、ZX7アイアンです。中・上級でもアイアンにやさしさと飛距離を持たせたいという方は、ZX5アイアンを選ぶと、ゴルフが楽になりそうです。
7番のロフト角は1°違い
7番のロフト角を比べてみると、前作Z585、Z785アイアンと同じで、ZX5アイアンが31°、ZX7アイアンが32°となっています。
もともとスリクソンのアイアンは、ロフトが寝た9のモデルがありましたが、現在は発売がありません。その名残りで5と7のシリーズは、アスリート向けとしては、少しロフトが立ち気味になっています。
とは言え、どちらも十分に球が上りますので、狙いに行けるアイアンです。
打感の良さはZX7アイアン
ZX5アイアンは、軟鉄ボディにクロムバナジウム鋼を張り合わせたマルチピース構造の溶接ヘッドです。
それに対して、ZX7アイアンの方は、軟鉄鍛造の1枚物のヘッドです。
素材、製造方法が異なっていて、ZX7アイアンの方がフィーリングが良くなっていますので、反応性を求める方に適しています。
なお、ZX5アイアンの方も前作のZ585アイアンと比べれば、弾き感が抑えられていますので、打感を少し良くなっています。
ZX5アイアンとZX7アイアンの試打・評価