タイトリストから発売のT100・T200・T300・T400の4モデルについて、違いをまとめました。
目次
タイトリスト Tシリーズアイアンは4+1モデルある
タイトリストのTシリーズのアイアンは、T100・T200・T300・T400の4モデルあります。
さらに、T100アイアンについては、ストロングロフト設計のモデル、T100・Sアイアンもありますので、これも加えると5モデルとなります。
モデル名の数字が小さいほどハード
前作とも言われているAPシリーズのアイアンは、モデル名の数字の順番とハードさが一致していませんでしたが、Tシリーズアイアンは数字が小さいほどハードで、大きいほどやさしいアイアンとなっています。
モデル | キャッチコピー | 特徴 |
---|---|---|
T100 | 進化した精密弾道。 プレーヤーズ ツアーアイアン。 |
ツアープレーヤーがアイアンに求めるすべてを満たすために、T100アイアンは生み出された。 |
T100S | 精密弾道にさらなる飛び。 プレーヤーズ フォージドディスタンスアイアン。 |
卓越した弾道コントロール性能、進化したフェースプロファイル、そして感性を満たす打感・打音。 |
T200 | 新しい飛び―進化系。 プレーヤーズ ディスタンスアイアン。 |
かつてないスピード性能とミスに対する高い許容性がアイアンショットの精度をアップ。 |
T300 | 迫力の飛びと驚きのやさしさ。 プレーヤーズ インプルーブメント アイアン。 |
プレーヤーのスコアアップのために高い飛距離性能と高い許容性を実現。 |
T400 | より高く、さらにやさしく遠くへ。 プレーヤーズ スーパーディスタンスアイアン。 |
かつてない高い打ち出しとフェースの広範囲で発揮される高いボールスピード性能によって、やさしく遠く、真っすぐにボールを飛ばす。 |
T300から飛距離という言葉が使われ始めまして、7番アイアンのロフト角もT300から30を切ります。
適合ゴルファーをざっくりと分けると、T100・T200は中級者~上級者、T300・T400は中級者~アベレージゴルファーといった分け方が一つの目安になると思います。
ネック形状の違い
左からT100~T400アイアンです。
4モデル並べてみると、徐々にグースが効いてくる様子がはっきりと出ています。
T200、T300はグースがありますが、ネックの曲がりがなだらかで、素直な球が打てそうな印象を持てます。
T400はフェース面がかなり後ろに下がっていますので、インパクトのタイミングが遅くなり、しっかりとボールを捉えるタイプのアイアンです。スライスが出やすい方、インパクトで力を十分乗せきれない方は、しっかりとした強い球が出やすくなります。
フェース形状の違い
左からT100~T400アイアンです。
T100アイアンはフェースがコンパクトで、球を操りたい方に好まれる形状です。
T300アイアンは、横に長くなり、安心感のある大きさとなっています。唯一、しっかりとしたキャビティバックが採用されていますので、ミスへの許容性が高いのが特徴です。
ロフト角の比較
モデル | 7番のロフト角 |
---|---|
T100 | 33° |
T200 | 30° |
T300 | 29° |
T400 | 26° |
アイアンの特徴を知る上で、一つの目安となるのが7番アイアンのロフト角です。30°を切っていると飛距離重視のアイアンと言えます。
T100アイアンは33°ありますので、球をしっかり上げて、ターゲットに落として狙いに行けます。
T200、T300アイアンは30°、29°で、飛距離の要素を高めたスペックになっています。球の上がりやすさと飛距離のバランスを取ったアイアンです。
T400アイアンは26°とかなりフェースが立っていますので、上よりも前方向にボールが強く出ていくため、飛距離性能をとても重視した設計となっています。
構造面でも中空に薄いフェースが採用されていますので、強い弾きで飛距離を出したい方に適しています。