PINGのGシリーズから発売のG425アイアンとG410アイアンについて、違いをまとめました。
目次
PING G425アイアンとG410アイアンの特徴と違い
PING G425とG410は、どちらもGシリーズのアイアンです。
左のG425アイアンは2020年に、右のG410は2019年に発売されていて、G425アイアンの方が新しく、後継モデルです。
キャビティー構造を採用
どちらのアイアンも、一見、中空アイアンのようにも見えますが、キャビティーアイアンに分類されます。
バックフェースの上部はあまりキャビティーがはっきりしませんが、主に下部は肉厚設計になっています。
ワイドソールは継承されている
左がG425、右がG410です。どちらもソールが肉厚でワイド設計となっています。
ソール幅が広く取られることで、ダフリが防がれやすく、ヘッド後方・下方に重量が掛かることで、ミスに対する強さ、球の上がりやすさに優れています。
アベレージゴルファー向けのアイアンの中では、7番のロフト角も30°と穏やかで、かなり球があがりやすいアイアンです。
アイアンでどうしても球が上りづらいという方は、是非、試してみてもらいたいアイアンです。
G425はフィーリングは進化している
G425アイアン、G410アイアンの両方共、バックフェースには制振材のバッジが装着されています。
G425アイアンでは、バッジの設置面積が約54%増えていますので、フィーリングを良くする効果が高まっています。
なお、打感については、フェースが薄く飛距離性能を持たせてありますので、弾き感があります。
球のつかまりがアップ
左がG425アイアン、右がG410アイアンです。ネック形状はG425アイアンの方がはっきりしたグースに見えます。
そして、球のつかまりについても、G425アイアンはヒール寄りに重心が寄せられていますので、よりヘッドをスクエアに戻しやすく、右へのミスが抑えられる方向に作用してくれます。
なお、どちらのアイアンもトゥ側にウェイトビスが搭載され、左右方向の慣性モーメントを大きくしています。
これはミスに対する許容性が上がるため、弾道がブレにくいというメリットがありますが、反面、トゥ側が重たく感じられ、ヘッドを返しにくいという性質も合わせ持っています。
G425アイアンの重心がヒール側に寄せられたのは、この点に対応したのではないかと思われます。
基本スぺックは同じ
クラブセッティング、そして、ロフト角、ライ角、バンス角、クラブ長さの主要スぺックは、G425アイアン、G410アイアンで違いがありません。
最近のアイアンは、年々、ロフトを立て、長尺化して、飛距離性能を持たせる傾向がありますが、主要スペックは同じ値となっていますので、移行を検討されている方もスムーズに進められると思います。
デザインはG425の方が精悍で穏やか
デザインについては、どちらもフォルムは似ていますが、カラーに違いがあります。
G410アイアンの方は、シリーズ全体で所々赤い文字や装飾が入っていて、攻撃的な印象があります。
一報、G425アイアンの方は、基本的にブラックのみとなっていますので、精悍で落ち着いています。
PING G425アイアンとG410アイアンの試打・評価
G425アイアンをG410アイアンとの違いに触れながら解説
G425アイアンについて、ゴルフライターの鶴原氏が詳しく解説しています。
G410アイアンとの違いにも触れていますので、進化したポイントが分かります。
G425アイアンとG410アイアンを試打して比較
G425アイアンは、ヘッドが重くて、重心が深くて、球が上る感じがしたそうです。
G410アイアンの方が前に強く飛んで、G425アイアンの方が上がりやすいという結果となっています。