アイアンは、「やさしさ」と「飛距離」をコンセプトとするモデルが増えています。その大きな流れの中で、マッスルバック形状のアイアンの製造が廃止されるケースが散見されていました。
一方で、PINGが同社史上で初となるマッスルバックアイアン「BLUEPRINT」を発売したように、敢えてはっきりとしたマッスルバック形状を発売するケースも見目立ち始めています。
打感に拘るゴルファー、球筋を操りたい上級者には、今尚、人気があるマッスルバックアイアンについて、最新モデルのおすすめをランキング形式で紹介します。
目次
第1位 テーラーメイド P7MBアイアン
テーラーメイドのP7シリーズから2020年後期に発売のP7MBアイアンです。P7はリニューアルにより中空構造が増えていますが、P7MBアイアンは軟鉄鍛造による1枚ものです。
P7TWアイアンはタイガーウッズモデルですが、P7MBアイアンはロリーマキロイが使用しています。市販モデルの7番のロフト角は35°です。
第2位 ブリヂストン ツアーB 200MBアイアン
ブリヂストのツアーBから2020年後期の3種類のアイアンが発売されています。
ツアーB 200MBは唯一のマッスルバック形状で、他の2つがキャビティーなのと比べて、打感・操作性、そして、アイアンとしてのカッコよさが何より抜きんでています。7番アイアンのロフト角は33°です。
第3位 PING BLUEPRINTアイアン
PINGのBLUEPRINTアイアンは、同社市場で初となるマッスルバックアイアンです。額賀辰徳、大槻智春、チャン・キム、永野竜太郎といったPINGを代表するプロたちに挙って使われています。単品で1本32,000円というなかなか高価なアイアンですが、上級者からの評価が高いアイアンです。7番アイアンのロフト角は34°です。
第4位 テーラーメイド P・7TWアイアン
テーラーメイドのタイガーウッズモデルのアイアンです。P7MBアイアンよりもバックフェースがすっきりとしています。
スペック値については、実際にタイガーウッズが使っているものとは異なっていて、市販用の値となっているという話がありますが、形状やテクノロジーについては、タイガーの意図が込められたものとなっています。7番アイアンのロフト角は34°です。
第5位 スリクソン Zフォージドアイアン
スリクソンから2019年に発売のZフォージドアイアンです。2018年のZシリーズではマッスルバックが廃止となっていましたが、翌年の2019年にZフォージドのみ発売されています。
マッスルバックというとシャープなモデルが多いですが、バックフェースは肉厚部と薄肉部が波打つような曲線で分かれていて、しなやかさが感じられるアイアンです。7番アイアンのロフト角は33°です。