※P790アイアン 2021年モデルは、下記記事をご覧ください。
テーラーメイドのP790アイアンとP790TIアイアンについて、違いをまとめました。
目次
P790TIアイアンが新たに発売
P790アイアンについては、先日、2017年モデルと2019年モデルについて、違いを取り上げました。
≫ P790アイアン 2019と2017の違いをまとめました
今度は、新たにP790TIアイアンというモデルが追加されました。名前から分かる通り、チタン素材が使われ、P790アイアンとは違った特徴を有しています。
P790は軟鉄、P790TIはチタン
同じ790という名前が付けられているだけあって、フォルムは似ています。素材面では、P790アイアンが軟鉄ボディ、クロモリ鋼フェースなのに対して、P790TIアイアンはボディ・フェース共にチタンです。
P790TIアイアンは、軽量素材を用いることで、大きな余剰重量を創出しています。
P790TIアイアンは、大きなタングステンウェイトを搭載
P790TIアイアンの最大の特徴は、チタンアイアンであることというより、チタンによる軽量化の結果、大重量のタングステンウェイトが実現されている点にあります。
7番アイアンで117gのタングステンウェイトがヘッド下部のトゥ・ヒールに欠けて幅広く搭載されています。
ちなみに、P790アイアンの方は、タングステンウェイトが同じく搭載されていますが、重量は14gですので、かなりの重量差があります。
P790TIアイアンは、低スピン・高弾道が実現されています。
ネック形状
こちらはネック形状を比較した映像です。左がP790、右がP790TIです。どちらもやんわりとグースがありますが、P790TIの方がグースが効いているように見えます。
USモデルでは、より詳細なスペックデータが公開されていまして、オフセットを見てみると、7番アイアンでP790が2.7mm、P790TIが3.2mmとなっています。P790TIアイアンの方がオフセットが大きく、ボールのつかまりの良さを持たせた形状となっています。
ソール形状
こちらは横からみた映像でソール形状を比較したものです。左がP790、右がP790TIです。
P790TIアイアンの方は、タングステンウェイトがトゥ型では外に剥き出しになっています。
より低重心になる形でウェイトが装着されていますので、球の上がりやすさにつながります。
なお、ロフト角設定については7番アイアンで比較してみると、P790アイアンが30.5°、P790TIアイアンが28.5°となっていて、P790TIアイアンの方がより飛距離性能を重視したスペックとなっています。
スピードフォーム、スピードポケットは同じく搭載
テクノロジー面では、どちらのアイアンにも中空部分にスピードフォームが充填され、余分な振動を抑えて打感を良くしてくれます。
また、ソール面にはスピードポケットが搭載されていますので、特にフェース下部で捉えてしまった場合のボールスピードの低下を抑えてくれます。
P790アイアンとP790TIアイアンのスペック比較
P790アイアンのスペック
番手 | #3 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW |
ロフト角 | 19 | 21 | 23.5 | 26.5 | 30.5 | 35 | 40 | 45 |
ライ角 | 60 | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 |
長さ | 39 | 38.5 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 |
P790TIアイアンのスペック
番手 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW |
ロフト角 | 21.5 | 25 | 28.5 | 32.5 | 38 | 43.5 | 49 |
ライ角 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 64 | 64.5 |
長さ | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 | 35.5 |
P790アイアンは3番からありますが、P790TIアイアンは、ストロングロフトの影響もあってか5番からとなっています。