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P・7MB アイアンとP・7MCの違いをまとめました

テーラーメイドのUSサイトにて、P・7MBアイアンとP・7MCアイアンが公式掲載されました。

当サイトでも存在が確認された時点から一早く取り上げてきていまして、今回は、この2種のアイアンの違いについて取り上げます。

目次

P・7MBアイアンとP・7MCアイアン

P・7MBアイアンとP・7MCアイアンは、2020年に入ってからツアープロのバッグの中で確認され話題となっていました。

R&Aでも存在が確認され、そして、テーラーメイドのUSサイトでも市販モデルとして掲載されています。

軟鉄鍛造でスピードフォームは無し

この記事は、P・7MBとP・7MCの違いというタイトルですが、まず共通点であり他のPシリーズとの違いについて、触れておきます。

Pシリーズには、P760、P770、P790といったモデルがありますが、いずれも中空構造となっていて、空洞部にはスピードフォームが充填され、余分な振動が抑えられマイルドな打感が実現されています。

一方、先に発売されているP・7TW、そして、今回追加されたP・7MB、P・7MCは、スピードフォームは入っていません。軟鉄鍛造アイアンですので、マイルドな打感は素材・製造面から備わっています。

P・7MBはマッスルバック、P・7MBはキャビティーバック

2つのアイアンで最も分かりやすい違いはバックフェースの形状にあります。

P・7MBアイアンは、すっきりとしたマッスルバックです。バックフェースの打点部に近いエリアは盛り上がり具合がP770アイアンとやや似ています。

一方、P・7MCアイアンは、キャビティーバックとなっています。ただし、ソールもトップラインも薄めに仕上がっていますので、ツアーキャビティー、ハーフキャビティーといった表現が的を射ています。

打感の良さと球の操作性を強く求めたい上級者はP・7MB、ややミスへの許容性を持たせたい中・上級者はP・7MCに好まれそうです。

どちらもオフセットは小さめ

こちらはネックを並べたみた映像です。左がP・7MB、右がP・7MCです。

どちらもすっきりとしたストレートネックですが、やや左のP・7MBの方がオフセットが小さくなっています。

モデル 3番 5番 7番 9番
P・7MB 1.9mm 1.75mm 1.6mm 1.5mm
P・7MC 2.9mm 2.5mm 2.1mm 1.7mm

上表は、3番、5番、7番、9番でオフセットを比較したものです。ロングアイアンになるほどオフセットの違いが大きく出ていますので、より意図した方向に持って行きやすくなっています。

ソール形状の比較

左がP・7MB、右がP・7MCです。どちらもソールが薄く、ダウンブローに打ち込んで行くタイプの方に好まれる形状です。

右のP・7MCはキャビティーバックが採用されていますので、その分、フェース外周部が少しだけ厚めになっていて、トップラインも厚めです。

P・7MBアイアンとP・7MCアイアンのスペック

P・7MBアイアンのスペック

番手 ロフト角 ライ角 オフセット 長さ バランス
3 21.0° 60.5° 1.9mm 39.00″ D3
4 24.0° 61° 1.8mm 38.50″ D3
5 27.0° 61.5° 1.75mm 38.00″ D3
6 31.0° 62° 1.7mm 37.50″ D3
7 35.0° 62.5° 1.6mm 37.00″ D3
8 39.0° 63° 1.55mm 36.50″ D3
9 43.0° 63.5° 1.5mm 36.00″ D3
PW 47.0° 64° 1.4mm 35.75″ D4

P・7MCアイアンのスペック

番手 ロフト角 ライ角 オフセット 長さ バランス
3 20° 60.5° 2.9mm 39.00″ D3
4 23° 61° 2.7mm 38.50″ D3
5 26° 61.5° 2.5mm 38.00″ D3
6 30° 62° 2.3mm 37.50″ D3
7 34° 62.5° 2.1mm 37.00″ D3
8 38° 63° 1.9mm 36.50″ D3
9 42.5° 63.5° 1.7mm 36.00″ D3
PW 47° 64° 1.5mm 35.75″ D4

マッスルバックのP・7MBアイアンの方がロフト角が約1°寝ていて、オフセットも小さめです。

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