PINGから発売されているi210アイアンについて、試打の評価や感想を交えて取り上げます。
目次
PING i210アイアン
PINGのi210アイアン、2017年に発売されているi200アイアンの後継モデルです。
見た目ほど難しくなく、セミアスリートゴルファーでも扱えるアイアンです。
渋野日向子、鈴木愛も使用している
今や女子ゴルフ界のTOPに位置する二人のプロ、渋野日向子と鈴木愛は、両者ともPINGの契約プロです。
二人が使用するG410シリーズのドライバーは爆発的に売れています。ドライバーは、渋野日向子がPLUS、鈴木愛がLSTで、同シリーズながらモデルが分かれています。
しかし、アイアンは両者ともi210を使用しています。この2人に留まらず、比嘉真美子も使用していますので、女子プロからの信頼が厚いモデルと言えます。
更に柔らくなった打感
出典:https://jp.ping.com/en-us/clubs/irons/i210
フェースの裏には、約30%大きくなり、インパクト時の設置面積が約25%増えたエラストマーCTPが搭載されています。
約50%柔らかくなっていて、インパクト時の振動が極限まで抑えられ、ソ柔らかな打感が実現されています。
低重心化
重心が約3%低く深くなっていて、球が上がりやすくなっているだけでなく、オフセンターヒットにも強くなっています。
オフセットが小さい、すっきりしたネック
ネックはオフセットが小さいほぼストレートな形状です。
イメージ通りの弾道が出やすくなっていますので、ボールを操りたい方に適しています。
i500と比べて、ロフトが寝ている
同時期に発売されているi500アイアンと比べると、7番のロフト角は4°寝ています。
アスリート向けモデルの標準的なロフト角になっていますので、最近主流のストロングロフトに流れておらず、しっかりボールを上げて止めやすいアイアンです。
このあたりは、PINGの契約プロの要望も反映されているのかもしれません。
- i210の7番:33°
- i500の7番:29°
i210アイアンの試打・評価
i210アイアンの特徴をプロが解説
- 打点が安定している方には、やさしく感じられるアイアン。
- G410アイアンほどの寛容性はない。
- 操作できるアイアン。
- バウンスが大きめになっているので、ダフリのミスに強い。
i210とi500アイアンを試打
- 打音が柔らかい。
- 高さが出て、コントロールしやすい。
- 決して難しくはない。
- i500と比べるとi210はロフトが寝てる。
i210アイアンのスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バウンス角 | クラブ長 |
---|---|---|---|---|
3I | 19 | 60 | 5 | 39 |
4I | 22.5 | 60.5 | 6 | 38.5 |
5I | 26 | 61 | 7 | 38 |
6I | 29.5 | 61.5 | 8 | 37.5 |
7I | 33 | 62 | 9 | 37 |
8I | 37 | 62.8 | 10.5 | 36.5 |
9I | 41 | 63.5 | 12 | 36 |
PW | 45 | 64.1 | 13 | 35.5 |
UW | 50 | 64.1 | 13 | 35.5 |