アイアンを選ぶ際、メーカーやブランド、モデルを気にする方が多いと思います。
しかし、シャフト選びもヘッドと同じぐらいとても重要です。
今回は、アイアンのシャフト選びが何故重要か、どのように選べば良いかを取り上げます。
シャフトの重量が違うと、アイアンが全くの別物になる
アイアンを選ぶ際、渋野選手と同じi210がいいかなとか、ドライバーに合わせてゼクシオアイアンが良いかなとか、ヘッド重視になりがちです。そして、シャフトは純正のものというケースが多いのではないでしょうか?
しかし、アイアンは同じヘッドでもシャフトの重さの違いで、全くの別物のように変わってしまいます。
百聞は一見にしかず。まず、こちらの動画を見て頂きましょう。
▼アイアンのシャフト重量を変えて打ってみた動画です。
こちらは、アイアンのシャフトを変えて、3種類で試打しています。
三菱のOT アイアンシリーズの85(S)、105(S)、ツアー110(S)です。
シャフト | 硬さ | 重量 | トルク | キックポイント |
---|---|---|---|---|
OT Iron 85 | R | 86g | 3 | MID |
OT Iron 105 | S | 104g | 2.8 | MID |
OT TOUR Iron i110S(7) | S | 110.5g | 2.2 | MID-HIGH |
※OT TOUR Iron i110は7番の情報です。
85、105、110の順で試打していまして、85の時はタイミングが合わず、まともに前に飛ばないケースが多発しています。
105に変えると、フレックスは同じですが、しっかりとした弾道が出ます。
さらに、110に変えると、アイアンらしいしっかり上がった弾道が出ます。
同じヘッドですが、シャフトの重量で弾道が大きく変わってしまうことが分かります。
ヘッドで選んで、シャフトは純正で選んでしまいがちですが、シャフトも含めて吟味されることをおすすめします。
シャフトの素材は、スチールありきではない
シャフトは重量だけでなく、素材についても既成概念を取っ払って、ゼロベースで検討してみることをおすすめします。
アイアンのシャフトはスチールだと決め込んでいる方もいると思いますが、渋野プロは数年前にスチールからカーボンに変えています。
▼渋野日向子プロがカーボンシャフトを使う理由
スチールもカーボンも重量や特性が多種多様になっています。アイアンに求める弾道によっては、ヘッドとの組み合わせで、カーボンが良いかスチールが良いかは変わってくる可能性があります。
単純に、ヘッドとシャフト、どちらをハードスペックにするのかという考え方もあります。
球の上がりやすさを求めるのであれば、スチールからカーボンという選択も良いと思いますし、逆にカーボンを使っていて上がり過ぎているという方は、軽量スチールを選択するのも良いと思います。