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チッパー、ジガーとは!?

先日、マッシー、ニブリックといった今では殆ど使用されないクラブ名称について解説する投稿をしたところ、思いの他、検索してこられる方がいました。

ということで、ついでと言っては何ですが、チッパー、ジガーについても取り上げます。

目次

チッパー、ジガーとは!?

チッパーもジガーもウッドやアイアンのようにゴルフクラブの種類の名前です。分類上はアイアンに属します。

綴りは、

チッパー=Chipper

ジガー=Jigger

です。

チッパー、ジガーはどんなクラブか?

チッパー、ジガーの解説の前に、百聞は一見に如かず。

兎にも角にも実物を見てみましょう。

PRGRから発売されているチッパー、R35ウェッジ

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出典:https://www.prgr-golf.com/product/wedge/Wedge-r35.html

こちらはプロギアから発売されているチッパー、R35ウェッジです。

R35ウェッジ、R45ウェッジ、R55ウェッジの3種類ありまして、

名前にウェッジと付いていますが、チッパーです。

余談ですが、35、45、55はロフト角を表します。

チッパーの特徴

チッパーとは名前からお気づきの方もいると思いますが、チップ・ショット専用のためのクラブです。

形状はパターに似ていてライ角がパターに近似しているので、ボールを足元近くに位置することができ、非常に安心して打つことができます。

そして、ロフトがついているので、グリーンエッジ、砲台グリーンなどで、ちょっとのキャリーと転がりが欲しい時に役立ちます。

では、ジガーとはどんなクラブ?

こちらもまずは実物を見てみましょう。

といっても、現在、製造しているメーカーは恐らく無く、こちらはミズノから発売されていたその名も”ジガー”というクラブで、現在は製造を中止しています。

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出典:https://products.mizuno.jp/c/item/43BB11290

チッパーとジガーは同じ!?

チッパーとジガーの公式団体による定義を探してみましたが、見つかりませんでした。そのため、正確な定義というのは無いようです。

色々な方の説明を見まわして総合しますと、

「チッパーはチップショット専用のアイアンに似たクラブで、ジガーは昔の呼び名」

という解釈が一般的のようです。

規則上の扱いは、チッパー・ジガーは公式戦で使える!?

結論から言いますと、アイアンに属し、アイアンの規則に従っていれば問題ないそうです。

(質問)
チッパーやジガーは適合クラブですか?

(回答)
はい。チッパーやジガーはアイアンクラブでありパターではありません。したがって、ウッドとアイアンに適用となる規則の要件を満たしていなければなりません。例えば、チッパーやジガーはパター用のグリップを持ったり、打面が2つあったり、照準用の付属物があったりしてはなりません(裁定4-1/3を参照のこと)。
引用:http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/info_03_faq_tool.html

ここで打面が2つ?という説明が出てきました。

確かにありますね。両面打ちのクラブ。

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出典:https://www.groupon.com/deals/gg-tour-edge-golf-tour-zone-2-way-chipper-35

木の側にボールが飛んでしまった時、たしかに逆の手で打ちたい場面はあります。

MLBのエンジェルスの大谷選手の活躍で二刀流は流行ではありますが、日本ゴルフ用品協会の引用で紹介した通り、打面が2つあるクラブは規則に反しますので、ルール違反のクラブとなる点を理解しておきましょう。

 

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